近年の外壁として、工場生産された窯業系サイディングパネルを貼り付ける工法が普及しており、80%近くの住宅でこのサイディングが採用されています。この窯業系サイディングは、パネルを嵌め込み、その合わせ目にシーリング剤を充填し、その後に壁面全体に塗装を施すと言う構造で構成されています。窯業系サイディング自身は吸水性があり、防水効果はないため、その表面を塗装する事で防水効果を確保しています。

 窯業系サイディングの外壁が劣化すると、サイディングボード自身にクラックが発生したり、パネルを繋ぎ合わせている目地部に充填されたシーリング部にクラックが発生したりします。また外壁塗装した塗膜が劣化してチョーキング現象を起こしたりもします。

 このサイディング外壁の修理としては、パネル自身にクラックが入っている場合には、シーリング剤を充填し、最後に外壁塗装で綺麗に仕上げ直していきます。プライマーはサイディングとシーリング剤の接着力を高めるためのものです。

 またパネルの目地に充填されたシーリング部にクラックが入っている場合には、古いシーリング剤を除去した上で、シーリング剤で継ぎ目を再度充填し直します。

 こうして下地の修理を行った上で、外壁面全体を塗装し直すと言うメンテナンス方法が必要です。

 


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